（非売品の貴重なDVDです。これも上映されます。）

　　　　　　１１・１７ 講演と映画の会
市民と国境　―脱走米兵「イントレピッドの４人」から４０年―

　私は国境を越える、と米軍からの脱走兵たちは言った。「ベトナム戦争という国家の犯罪に荷担したくない」「この不正な戦争への出動命令を拒否する」と。きっぱりと、しかし、少しの不安と怯えを滲ませた口調で。
　１９６７年１１月、神奈川県横須賀に寄港した米空母・イントレピッド（勇猛）号から４人の兵士が脱走した。日本で最初の市民運動、ベ平連（ベトナムに平和を！市民連合）は彼らを匿い、スウェーデンに亡命させた。ニュースは世界中に伝わった。
以後、ベ平連とジャテック（脱走兵支援のための地下活動組織）は１０数人の脱走米兵を安住の地へと送った。
　あれから４０年が過ぎた。アフガンとイラクで、米国はまた激しい戦争をつづけている。日本政府はその戦争政策を支持しながら、非戦非武装と主権在民を掲げた憲法の改悪を目論んでいる。
　国家、国益、国民に囲い込まれないこと。そこから身を引きはがし、国境を越えていくこと―少しの不安と怯えの向こうに、私たちの自由と共生の地平を展望してみたい。
　
主催：元ベ平連・元ジャテック・元イントレピッドの４人の会有志

●ＤＶＤ　
「殺すな！―日本市民はアメリカのベトナム侵略といかに闘ったか―」（２００２年、旧ベ平連製作）
●記録映画
「イントレピッドの４人」（１９６７年、ベ平連製作）
●対談　

（07年6月15日、「声なき声の会」で撮影）
鶴見俊輔さん（哲学者）


（06年9月アメリカ、室さん宅で撮影）
室　謙二さん（評論家・在米ジャーナリスト）


（06年アメリカ、ボストンにて撮影）
司会　吉岡　忍さん（ノンフィクション作家）
　
●講演

（07年9月、「第88回　新宿セミナー @ Kinokuniya」にて撮影）
小熊英二さん（慶應大学教授・著書に「民主と愛国」など。）

●発言
海老坂 武さん、遠藤洋一さん、坂元良江さん、関谷 滋さん、吉川勇一さん　
　
　◆会費　１０００円

　　日時　１１月１７日（土） １３：００?１７：３０
　　会場　日中友好会館大ホール　
都営大江戸線・飯田橋駅Ｃ３出口より徒歩約１分、
ＪＲ／東京メトロ・飯田橋駅より徒歩７分

※　満席の場合は入場できない場合があります。

『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた…
　　　――ベ平連/ ジャテック、最後の密出国作戦の回想』

１０月末、上記の本が 作品社 から刊行されました。
著者は、高橋武智（たかはし・たけとも）さんです。
★ 序文は、鶴見俊輔さんが「著者・高橋武智の登場まで」
というタイトルで書かれています。


（左から二人目、眼鏡をかけた方が著者）

著者の高橋武智さんから９月に入ってメイルをいただきました。
ベトナムで撮った連れ合いの写真を本に使いたいと言うお話でした。
と言うわけで本が出来上がり我が家にもおくってくださいました。
「殺すな」というボールが投げられた！
普通の市民が繰り広げたドラマがあった！
４０年の封印が解けました。
１７日の会場でも並びます。
お手に取ってその時代を見つめてください。
（07-11-14・おおきせいこ）


（小田実さん、高橋武智さんとご一緒に2002年のベトナムです、
重いものを背負った旅でもありますが、楽しかった！！
また、天国から背中を叩いてほしいなぁ?。）

小熊英二さん のお話は、とても楽しいです。
この方も邪念がない方なんだとおもいます。
自分に素直に話される内容は、宿題をたくさん抱えるのですが
爽やかでクスクスと笑いたくなる発言もあって面白くて楽しいです。

今夜、小熊さんから届いたメイルには・・・・・
「できるだけいまの自分の問題意識に忠実に話したいと思います。」と書かれていました。
小熊さんは、いま、６７?７２年ごろの社会運動について次の大著を書いておられる真最中です。
出版が楽しみですね。
１７日は、お時間をつくりご参加ください。

小熊さんの昨年１１月に掲載された 東京新聞の記事
「９条変えても米に自衛隊利用されるだけ」も良かったなぁ?。
（07-11-16・おおきせいこ）