今朝の散歩で ドッグシェルター から優しい飼い主さんのもとへ来て
もうすぐ一年になるシンバくんと出会いました。
「うちの子は、捨て犬で杉並区で保護されました。
その時は毛玉が凄くて野良猫ちゃんと過ごしていたのか
猫が大好きで何時もここで猫ちゃんを見せていただいて
いるんですよ」と我が家の門の前で言われました。
ゆきも同じドッグシェルターから来たことを話すとびっくりされていました。
犬たちは直ぐに仲良くなりました。
何だか胸の奥でつかえているものを書きたくなりました。


＜映画の公開まえに思うこと＞

東京都知事である石原慎太郎さんが、
制作総指揮・監修をした映画
「おれは君のためにこそ死にに行く」が
いろいろな所で論議を巻き起こしています。
それは、とても良いことだと私は思っています。
できれば右寄りの考え方の人の意見も聞いてみたいと思ったりしています。
映画の公式ブログにこの映画の主人公鳥浜トメさんの
お孫さんがコメントを書き込んでいらっしゃいます。

鳥浜トメさんは、生前、知覧特攻隊の話を皆さんに話しをして
その話の最後に必ず「もう二度と戦争をやってはダメだからね」
と、言っておられたそうです。
取材したという石原慎太郎さんにも鳥浜トメさんは
この言葉を言われたことでしょう。

http://www.chiran1945.jp/blog/archives/2006/12/post_69.html#comments
＜公式ブログ＞「おれは君のためにこそ死にに行く」

ただ、このところ私が閲覧しているインターネットのメイルで
流れていた言葉に心が痛みました。

「いやが上にも好戦気分を煽る石原戦争映画に協力した
監督と俳優に対しては、軽蔑と抗議をするしかありません。」

監督は、多分石原さんと近いところにいるので別として
俳優やスタッフに軽蔑と抗議をするというのは
どうでしょうか。

仕事としてやっているのですから・・・・。
「どうしてそんな仕事を引き受けるの」と言われれば・・・
考え込んでしまいますが・・・・。

みんながみんなこの映画に賛同して喜び勇んで仕事をしている
わけではないと私はおもう。
映画を作る現場が好きで力を注ぐ人もいるだろう。
簡単に「軽蔑と抗議をするしかありません。」と言い切るのは
あまりにも寂しく哀しい。

いま、私たちがしなくてはいけないことは
丸木美術館の「原爆の図」を見て『戦争は地獄』だと
学ぶようにこの映画が戦争を賛美するのではなく
『戦争は地獄』であると学ぶことだと思います。

「もう二度と戦争をやってはダメだからね」と言われた
鳥浜トメさんの心を活かし続けることだと思います。
それは、多くの人がそう思うことを語り続ける
努力をしていくことだとおもいます。
自分の考えを意思表示することだと思います。
個が強く意思表示していくことだと思います。
私もそして西口で意思表示をしている人たちが送りあうメイルの最後には

??????? 見上げない、見下ろさない ????????

という言葉を付けて送りあっています。
その心を大切に向き合うものと心を写しあいたいと願っています。
（07-02-12・おおきせいこ）

ゆきのいまお気に入りの場所です。