（2008年4月19日撮影）

５月になったら飲まし始めようとノミの寄生を予防する薬
「プログラム錠」を獣医さんから購入しました。
今まで２０キロを越していたジローはゆきより大きな錠剤でした。
ところが、今年に入り急激に体重が軽くなったジローはゆきと
同じ大きさの薬になりました。
日常目や手の感触でジローが痩せていくのをわかっているのに
その薬を見た時に涙がこぼれました。

そして、今日はもっとたくさんの涙をこぼしました。
ゆきは、私たちが座る椅子が大好きで席を立つと
直ぐにのって寝てしまいます。
身体が大きかったジローは椅子にのることは
あまりありませんでした。
朝から義父のところに来客があるのでつまみ等を拵えて
忙しく家の中を動いていた私は、椅子に座っているのは
ゆきとばっかり思って声をかけるとそこにはジローがいました。

一瞬、ドキッとしました。
小さくなったと感じました。
思わず、抱きしめました。
涙が、涙がとまりませんでした。

先代次郎が脳梗塞で倒れてから亡くなるまでに
二年間の時間がありました。
毎日をゆっくり、ゆっくりと時を
味わいながら過ごしました。

「ジロー、急ぎ過ぎだよ！」
（08-04-19・おおきせいこ）

通常の視覚・触覚でわかりきっていた事でも、そうしてお薬の量・椅子に座れてしまうという変化で改めて実感させられてしまうのですね。切ないです。でも大木さんに可愛がってもらえて、ジロー君が幸せそうなのが救いです。

ジローも自分が椅子で眠れることがわかって
私が土曜日の報告ページを書いている間、
ゆきと庭を眺めていました。



暫くして、見てみると仲良く寝息をたてていました。
このふたりから幸せをたくさんもらっていると感じます。
何時も温かく見つめていただき感謝です。
（08-04-20・おおきせいこ）