あ?ちゃんが１１月に入って直ぐに姿を見せなくなりました。
「ご飯を食べているかなぁ?」
「交通事故にあっているのでは・・・・」
「あ〜ちゃんは可愛いからいい人に飼われているのかも！」
我が家では折りあるごとにあ?ちゃんのことを心配していました。
一週間ぐらいして「張り紙を出そう！」ということになり
「あ〜ちゃんの姿が見られなくなりました。
良い方に飼われて幸せならよいのですが・・・
何か情報がありましたらお知らせください」

上記のような内容にあ〜ちゃんの写真を添えて貼り出すと
直ぐに近所の方から「我が家に来ています」
と声をかけて頂きました。
お話をお聞きするとディーケアーに行かれる
車椅子に乗った男性に可愛がられて何時も
送り迎えのバスの時刻になると現れると言われました。
食べ物も頂いているようでその近くに泊まるところも
見つけたようでした。
無事で良かった。
直ぐにその地域に行って「あ〜ちゃん」と呼ぶと出て来ました。
少し極り悪そうに近づいてきました。
抱いて我が家まで連れて来ました。
張り紙を見せて「心配したよ！」と言い聞かせました。



それからは、ときどき帰って来たりいなかったり、
「あ〜ちゃんの自由さはいいなぁ〜」なんて言う人もいたり
何処に行っても可愛がられるあ〜ちゃん。
また、ゆきやジローとの散歩も・・・・始まりました。
一緒に戯れ歩く二頭の犬と一匹の猫
その姿に微笑みがこぼれて明るい楽しい会話がうまれます。



久しぶりに帰って来たあ〜ちゃんは大きくなったくろを見て
ビックリして・・・・そして
「なんで〜、ボクが家に入れないの！」
「ゆきちゃんの側にいけないの！」
と言っているような顔をしてながめていました。
「ごめんね！あ〜ちゃん」

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「あ・い・う・え物語」NO9