北井さんが幼い頃から繋がっている目白教会で亡くなる一月前に
向き合ってお話をされた篠原牧師の司式で偲ぶ会は始まりました。

礼拝堂いっぱいの人でした。
讃美歌を歌い、聖書の言葉をかみしめて
牧師から教会付属の幼稚園や教会学校そして、
青春期ベトナム戦争の時代の出来事を聞きながら
私も同じ頃、教会での生活の中で矛盾を感じ
ベ平蓮の事務所を訪ねたことを思いだしていました。



続いて「偲ぶ言葉」では、写真家の関口照生さん（左上）、
ベ平蓮の事務局長をされていた吉川勇一さん（上中）、
昔お仕事のお世話をされた神奈川大学で教えておられる野田裕次さん（右上）
そして飲み友だちでもあった作家の戸井十月さんは、北井さんに
話しかけるような言葉にお二人の繋がりの温かさを感じました。
また、北井さんを「兄貴」と呼ぶ若いミュージシャンたちの言葉も心に残りました。



吉川勇一さんはお話の最後に、小田 実さんからの言葉を
話されました。
昨年、ベトナムの皆さんが訪日された時に北井さんが運転された
車で小田さんはいろいろ話されて思われたそうです。
「彼は純な魂の持ち主だった。
私はその気持ちに救われました。」・・・と。



たくさんの方々が集い、北井さんと心で語りあいました。
亡くなる数日前、北井さんは言われたそうです。

『いいかげんな生活って 良いもんだよ！』

自分で拘りを持った生き方をすること”素敵だなぁ”と私も思います。
何時か天国でまた会いましょうね！北井さん！！
（06-10-28・おおきせいこ）