kiss-meさんから送られた28日ガーディアンの翻訳です。

スーチーさんが軍事基地に移送されたという情報が出ています。
ロイターでも、デモの規模が小さくなっているといっているのですが、ガーディアンが引用しているブログだと、ちょっと様子が違います。マンダレイという別の都市のことだからでしょうか。いずれにせよ、平和的な非暴力行動というのとはかなり違うものになりつつあるようで心配です。軍内部の動きも。

ネットで見たビルマ情勢の、ごく一部だけですが、翻訳しました。
ガーディアンのウェブでは取材中に殺されたナガイさんのビデオクリップが二本、見られます。日本政府の対応もニュースになっています。

ガーディアン9/28より
ブログ「ビルマ　プロテスト：金曜日」
11日目のきょうもラングーン市内の通りにデモ隊がでているということは、昨日、少なくとも9人が死んだくらいで抗議の炎は消えなかった。

本日、ラングーン中心部でデモ隊に兵士らが突撃した際、少なくとも一回、発砲があり、逃げ惑う人々が横丁に駆け込んだと、目撃者がロイター通信に話している。

8:30am（BST　ブリティッシュ・サマー・タイムの略）
11日目のきょうもラングーン市内の通りにデモ隊がでているということは、昨日、少なくとも9人が死んだくらいで抗議の炎は消えなかった。人々は市の中心部で、ロイター通信の報道によれば、兵士に罵声を浴びせ、兵士が突撃すると見せかけると横丁に逃げ込んだ。男たちは英語で兵士に向かって叫んでいた：「ファック・ユー。ゴー・ファック・ユアセルフ」
ロイターによれば、兵士や治安部隊を乗せたトラックが市の中心部、スーレーパゴダ付近を封鎖し、ブロックからブロックへとバリケード（木製のと有刺鉄線の）を運んでいた。

9:00am
AP通信によれば、兵士は僧侶たちを閉じ込めておくために主要な僧院を占拠している。在ビルマ英人ジャーナリスト、ロザリンド・ラッセルがスカイ・ニュースに語ったところによれば、そこには既に僧侶たちがいないと言われている。市外にバスで連れ去られたという報道がある。
また、当局はビルマと外部とのインターネット・コネクションを遮断したとみられる。
「メインテナンスのために使えなくなっていると言われています。この国にはサーバーが一つしかないから、そうなるとインターネットにアクセスできないんです」とロザリンドは言った。

9:05am
きょうのラングーン中心部では兵士たちがシュプレヒコールをあげるデモ隊に突撃した際、少なくとも一発の銃声があり、逃げ惑う人々が横丁に駆け込んだと、目撃者がロイター通信に話している。スーレーパゴダ周辺を封鎖する兵士たちを、数百人強（NHKでは500人と言っていました。上智大学の根元氏のコメントでは300人くらいのが市内二箇所）の群集が侮辱していた。

9:20am
違った見方をする人もいる。セイブ・ザ・チルドレンに派遣されてラングーンにいるアンドリュー・カークウッドだ。彼はスカイ・ニュースに、シュウェダゴン・パゴダから1マイルほどのところにある彼のオフィスからは、大規模なデモを思わせるようなものは何も見えないと言っている。
「バスは運行しているし学校も開いている。いわゆる危険区域の外側では、日常生活が続いていると言ってもいい」。
彼はインターネットとｅメールのアクセスがダウンしたのは10：30am（英国では午前5時）で、まだ復旧していないのは事実だと言った。

10am
昨日ガーディアンは、ビルマ軍の一部がデモ隊の僧侶に味方していると報道した。本日、moeyyo.comからピックアップしたのだが、軍の一部が他の一部と争っているという報道がある。
未確認の情報だが、それによれば：第33歩兵（軽？）大隊が第99と争っている。

10:30am
Preetam Rai（のブログ）には、第33歩兵大隊は、ビルマ第二の都市マンダレイで昨日、僧侶たちがデモを続けることを許可したと書いてある。第33と第99が争っているという報道の裏にあるのか、ヒントになりそうだね。軍隊に負傷者が出たとか、軍の中でどのくらい不安が広がっているのかとか、報道されているのを私はまだ見たことがない。くわしいことがわかった方、どうぞ報せてください。

11am
隣国ビルマの情勢について沈黙をまもってきたタイ政府だが、スタンスを示すべきだという圧力が高まっていると、バンコク・ポストが報じている。

アムネスティ・インターナショナル・タイおよびビルマ民主化キャンペーンのLaddawan Tantiwittayapitakはタイ政府に、水力発電用ダムの建設と天然ガス取引を延期するよう求めた。

11:15am
ここからはNiknaymanのブログの紹介。（現地時間で英国より五時間半進んでいる。翻訳（ビルマ語→英語）はMai Aung）8:56: 目撃者によれば、South Ukkalapa地区で昨夜、僧侶も含む青壮年男性が逮捕され37台のトラックに載せられて連れ去られた。
9:04: 昨夜、Daw poneから来た300名の僧侶が逮捕された。
9:18: マンダレイで第33大隊が人々を撃つことを拒否。政府は第33大隊にマンダレイを撤退するよう命令したが、彼らは従うことを拒否した。
9:29: 兵士らがメディア関係者を尾行した。昨日はトレーダー・ホテルとサクラ・ホテルのコンピュータが兵士らによって調べられた。
11:45: 昨夜マンダレイで僧侶40名が逮捕された。
11:50: ラングーン中心部のトレーダーホテル近辺に約一万人が集まった。
12:00: North Ukkalapa地区で撃ち始めた。
12:49: 第33大隊が命令に従わないので、政府は第99大隊をヤンゴン（ラングーン）に空輸。
12:55: 約50,000人がThein Gyi Zay（市場）に集まった。
12:56: North Ukkalapa地区で第66大隊が人々とチームを組んでいる。
13:01: 第33大隊と第99大隊の間でにらみ合いと衝突があった。
13:13: Sanpya市場に約10,000人が集まっている。
14:35: 中心部のAnawratha通りで人々と兵士らが喧嘩になり、Sanpya市場では今、撃ち始めた。
14:36: North Ukkalapa地区では、デモを組織しようとしていた教師たちを兵士が殴打していた。
15:01: 数箇所で電話回線が切られたのでコミュニケーション困難。

11:30am（ここから再び、ガーディアンのブログ担当者。英国時間）
ビルマ駐在オーストラリア大使、ボブ・デイビスがABC（mp3）に対して、ビルマ当局が認めた死者10名よりも「かなり」大きな数の死者が出たと言っている。昨日の暴行の本当の死者数は「10の数倍」になりそうだと彼は言った。

12:15pm
Facebook（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）のビルマ・グループに90,000人ちかくが参加し、グローバルな抗議行動の情報やビルマメディアのリストなど情報満載。

12:45pm
Chisinthemorning（ブロガー）の次のコメントに感謝。ここから、住民が軍の襲撃から僧院を守ったというDemocratic Voice of Burmaの話題にリンクしている。

僧院に接近した兵士たちは、かれらを阻止するために棍棒やパチンコで武装した住民を見て引き下がった。（この翻訳からはリンクしていません）

2:30pm
再びNiknaynamのブログから。
16:30: マンダレイには100,000人以上が集まり兵士が引き下がった。銃声は、まだ、一発も聞こえない。
16:42: Pansodan通りに血がたまって水たまりになっているところが複数あったという目撃情報。鉄棒で殴られたにちがいない
。
16:47: 国際赤十字が負傷者をたすけに通りに出てきた。
17:05: マンダレイでは、31丁目で抵抗している200人の僧侶30,000人が加わった。兵士たちは僧侶たちに、僧院に戻るよう乞うた。
18:22: South Ukkalapa地区で派出所が焼けおちた。

スカイ・ニュースにインタビューされた女性が、僧侶の死者数は200人ちかくにのぼるとほのめかした。Facebookグループが言っていることと符合する。ただし、この数字の出所や根拠は不明。

4:15pm
Irrawaddy（ブログ）は、軍のトップにいたるまでデモ隊への対処に不安を持っていると、ほのめかしている。

未確認情報によれば、ラングーン市内で兵士が異常な動きをみせているという。軍政指導者タン・シュエ議長と、Maung Aye副議長は、昨今のデモにどう応じるかについて意見が合わなかった。Maung Ayeはアウン・サン・スー・チーに会おうとしているが、流血沙汰の武力制圧にいらだっていると、外交関係者がIrrawaddyに語った。
それはまた、スー・チーがラングーン郊外のYemon基地に連れて行かれたとも言っている。

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ここからは、北品川にあるビルマ大使館前、２８日の午後の様子です。社民党の福島瑞穂さん、保坂展人さんが来られて心のこもったメッセージを話され、ビルマ大使館には抗議の声を届けました。
私ははじめて大使館前抗議行動に参加して驚き、胸の痛みを感じました。そこにいる”日本人”は、報道関係、警察官、支援の声をあげる人は直ぐに数えられるくらい！！この現実に寂しさをたくさん背負ってしまった。日曜日は、立川反戦ビラ入れ裁判を支援するデモもあるけどビルマの人たちと心を繋げるデモもあります。
出られる方に何か意思表示を！！




（私が写っているこの写真は、ムキンポさん撮影）











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「ビルマ情報ネットワーク」
http://www.burmainfo.org/politics/88GSG_200708.html